いくら指で解きほぐされたからといって、マサヤを受け入れるのは少しキツかったけれど
それでも、その痛みごと……気持ちいい。
軋みをあげるほど一杯のそこは、熱くひくつき
マサヤを飲み込もうと、中が波打つ。
「…マ…サヤ…の、が…中に…俺の……な…か…」
「ああ。お前の中にいるな…。繋がってる」
「…う…ん」
「動くぞ」
「…ん…。……………ひっっ」
優しげな言葉とは裏腹に、マサヤの動きは激しくて、腰をあげさせ上を向いたアナルに、深々と…それを挿す。
そのまま顔を近付けてキスしようとするから、もう、身体が折れそうになっていたけど
俺も手を、マサヤの首の後ろに回して、少しでも長くキスできるように、した。
いつも憎たらしいほどクールで表情を変えないマサヤが、やっと、息を乱して
短い呼吸の合間に俺の名前を呼ぶのを、聞き逃さないために。
一度、全部引き抜いてから、先っぽだけ出し入れされるのが好き。
同時に俺のペニスを握られて、先端に親指を、ギリギリと捩じ込まれるのが好き。
「…ひんっ……、ひ……、い……」
「イツキ…」
「…いっ………マサヤ、いいっ…」
最後は
もう、何を叫んでいるのか解らなくなるほど。
自分が出した精液が飛び散って、胸やお腹を濡らした。
余韻でまたイキそうになる身体を、なだめるように、マサヤは俺を抱き締めて、
最初にくれたみたいに、耳たぶにキスをして
「愛してる」と、囁いた。
そんな夢を見た。
エイプリルフールだからって
冗談にも、程があると思う。
おわり
(ここまで書いて、夢オチ

