2009年04月16日

乳首

1人の男は俺の両手首を掴んで、軽く、ベッドに押し付ける。
跳ね除けようと思えば出来るくらいの力だったけど、どうしようかと思っているうちに、唇が重なった。
ただ、合わせて、離れていくだけのキス。
それでも俺の上に乗っている男は、してやったりのご満悦な顔だった。

「イツキくん。酔っ払っちゃったかな?大丈夫だよ、ちょっと…する…だけだから」

ちょっとって何だよ?
中出ししない、とか、縛らない、とか?
ぼんやりと考える俺の、シャツのボタンを、男は一つ一つ外していく。
その横に、もう2人の男が覗き込むようにして
「お前、マジかよ?やめろよ」
なんて、言う。

「…だってよー。ほら、キレーな肌、してんじゃん。ちょっと…からかうだけ、だよ」
「キレーな肌っつても、男だぜ…」
「でもよー、乳首、ピンクで可愛いし…」

つっ

と、乳首を触られて、ピクンと身体が弾いた。
それを見て、男たちが意外な顔をしつつ…どこか、面白がっているのが解った。

もう一度、今度は指の腹で乳首をなぞられる。
くすぐったいだけの感触がもどかしくて、唇をくっと噛んで、顔を横に背けた。
男はそれで、俺が感じているんだと思ったらしくて
「ほら、見ろよ。こいつもまんざらでもなさそーだぜ?」
なんて、言う。


もっと


歯を立てて、キツク、噛んで欲しい。
血がでるまで、千切れてしまうまで、痛くして欲しい。
俺が止めってって言っても、泣いてお願いしても、冷たく笑って、
赤く腫れあがった乳首を指で弾いて、酷い言葉を吐いて欲しい。



「…や…ぁ………ん…」


そう呟いたのは、触られるのが嫌だからじゃなくて、焦れったいのが嫌だからだったけど
その言葉で、男達は余計に興奮したみたいで

今まで脇にいて「やめろよ」なんて言っていた奴が

キスをした男を押し退けて、俺の上に跨ってきた。


posted by 白黒ぼたん at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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