2009年04月18日

一応、お約束

「…こっち、いい?」

と、わざわざ聞かれて、断るつもりも無いんだけど
一応、お約束なので…

辺りのシーツをきゅっと掴んで、口元にあてて
頭を横に振りながら消え入るような声で
「…や、…だ…」とか言ってみる。

そう言っているのにも関わらず、茶髪は俺の身体を仰向けにひっくり返して、俺のズボンを下着ごとズリ下げた。
それから、自分も大慌てで服を脱いで、下半身を擦り合わせてくる。
そんな闇雲に突いても、女じゃあるまいし、つるんと入ることはないのに…
興奮した茶髪は、鼻息を荒くするばかりだった。

「……まって、それじゃ…、だめ」

俺は茶髪の肩を掴んで、少し本気を出して、身体を押し離した。
無理に挿入されても痛いだけだし、また、傷つけても…嫌だし。
そのまま肩に爪を食い込ませて、おねだりするように男を見つめる。
涙目になっていたのは、さっき咳き込んだ名残だと思うけど。

「…そのままじゃ、いや。俺、痛くなっちゃう…」
「…え…、じゃ…、ど…どうすれば、いい?」
「…なにか、つけて。…なにか…ぬるぬるしたの…。そうじゃないと…おちんちん…入らないよ…」
「…何か…って言っても…。……あっ」

茶髪はまた大慌てでベッドから下りると「確か、洗面所に、クリームが…っ」と叫んで部屋の奥に走っていく。
そしてまた大慌てで戻って来た時には、ホテルの備品らしい、白い乳液のビンを手に持っていた。

「これ?…これでいい?」
「……ん」

まあ、無いよりは全然マシなので。




ぴしゃぴしゃと股間に掛けられて、冷たさに一瞬、身体が震える。
それから茶髪の手がゆっくりと、それを伸ばし、あたりに塗りつけていく。
穴の回りを触る時は、少し、躊躇していたみたいだけど
意外に抵抗無く指先が入ると、まるで見知らぬオモチャを見つけたみたいに、何度も指を差し入れしていた。


やっぱり、お約束で「…やぁぁぁ…ん」とか言ってみる。

本当は早く、もっといっぱい、欲しいけど。



posted by 白黒ぼたん at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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