「誰が、止めていいと言った? クソまで垂らしやがって…。イツキ、お前、ケツの穴が緩くなったんじゃないのか?」
「…はぁ…っ…はぁ……っ…、ぐっ…うう……、はぁっ……」
「あちこちでヤリ過ぎなんだよ。チンコなら何でも咥えるんだろう?節操のないケツだな…」
「……は…ぁ……は…ぁ……っっ」
「反論もしないか?そうだよな…、本当の事だもんな…。こんなに締まりが悪いなら、肉便器にしても最悪だな…」
「……ぁ……」
「………もう、役立たずか?……ゴミ箱にでも捨てるか?」
とりあえず…考えも無しに思いつく事を並べ立てた。
イツキは目に涙を浮かべて、まだ乱れる息を整えている。
シーツをきゅっと握り締め、カタカタと身体を小刻みに震わす姿が、
酷く似合う。
「…本当に…売れば良かったかな?あのビデオ屋に。…お前、アレ、大した格好だったな。あんな機械に掘られて善がってるようなら、もう、終いだよな…」
「……あ…」
「…あのテープ。もう出回ってるぜ?」
「…あんたが…、全部…、あんたが全部悪いんだろ!?」
突然イツキは顔を上げて、俺をキッと睨みながら大声でそう怒鳴った。
言った後は堰を切ったように、涙がぼろぼろ零れて落ちた。
「あんたのせいだよッ…俺が…こんな身体になったのも…、あ…あんなビデオ、撮られたのも…、あんたが…、あんたが悪いんじゃないかっっ」
今までしおらしく泣いていたかと思えば、逆上して、ブチ切れた。
その上…
やおら身体を起こしてベッドの端に手を伸ばすと
さっき、飲み干した酒のビンを手に取って、俺めがけて、振り回して来た。
2009年05月11日
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