2014年05月27日

朝の事件・1







次の日の朝、イツキが時間通りに目を覚ましたのは、奇跡に近かった。




昨晩、黒川と一緒に食事をしてから、そのまま近くのホテルで事を済ませ
夜中の2時か3時…、用事が出来たと言う黒川と別れ、一人自分の部屋に帰って来た。
酔いも余韻も残っていたし、翌日の学校はまず無理だろうと思っていたのだが、セットしていたアラームの音で綺麗に目が覚めてしまう。



「……ええと。……がっこ…、……行った方がいいのかな……」



ベッドの中でぼんやりとひとりごつ。
すっかり休む気でいたのだけれど、起きてしまえば、あれこれ今日の予定を思い出す。
英語の小テストや、もうじき始まる中間試験の範囲の説明、数学は最近サボりがちで…今日はちゃんと出ろと梶原に口を酸っぱくして言われていた事。


…日替わりランチのデザートが、月に一度しか出ない、杏仁豆腐だった事。



「………行こう……かな……」



目を擦りながら、そう呟く。
シャワーを浴び、制服に着替え、冷蔵庫にあったシュークリームを食べて、部屋を出た。




やはり、この日は一日ベッドで眠っていれば良かったと
後々、後悔することになるのだけれど。





posted by 白黒ぼたん at 22:06 | TrackBack(0) | 日記
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