2020年09月20日

歓迎会・2








この日の朝イツキが遅刻をしたのには理由があった。
うっかり黒川と……してしまい……身体が言うことを聞かなかったからだ。
けれど、そんな言い訳が通るはずもないことは、イツキでも解る。


「……すみません。……。気を付けます」


普通に朝からキチンと働くのは大変だな、と、イツキは酒のグラスを傾けながら思う。
自分だけの努力では、どうにもならない事があるような気もして…今後その辺りどうしようかと…ふうと息をつく。


「まあ、ショップ立ち上げも大変だったでしょうし。疲れが出る頃かも知れませんね。
あまり根を詰めてもね。
適当に抜いて、…ああ、時間は厳守ですがね、あとは休み休み…」



真面目一辺倒だと思っていた茗荷谷がそんな事を言うものだから
イツキは少し驚いた顔をして、茗荷谷を見やる。

茗荷谷は特にうがった事を言ったつもりもなく、癖のように眼鏡に手をやり、酒を飲む。




「……マネージャー、お酒、お強いですね。…日本酒お好きなんですか?」
「香りが良くてね。そう言う君も……、……あれ、キミ、まだ未成年じゃなかったですか…」

「イツキくんのは、水ですよ!…お疲れ様っす、マネージャー!」



丁度良いタイミングで、イツキと茗荷谷の間にミカが割って入る。
助けてくれたのかただの酔っ払いなのかは微妙なトコロだったが、ここはミカに任せ

イツキはすすす、と席を移動する。





すると今度は、ユウがイツキの傍にやって来る。
イツキはユウとあまり話した事は無かったが、東京駅での小野寺との一件で、多少世話にはなっていたので


ニコリと笑う。







posted by 白黒ぼたん at 00:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
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